文化祭で、どちらでしょう!
――第2回――















『では!第一回戦、開始してもらいましょう!
 え〜勝負内容は、リナさんの理解力テストです!』
「なぁっ!?」
『やっぱりリナさんの彼氏になるにはリナさんの事をちゃんと知っておかないと!と、いうことで!』
「ち、ちょっと!なに勝手な事いってんのよ!!」

 うーん。やっぱりリナさんは文句ばっかりですねぇ……
 仕方がありません!こうなったら……

(こっそり)「コレが終わったら、あとでおいしものたっくさん食べに行きましょう。
        もちろん、わたしの奢りです」
「さあ!さっさとはじめましょう!!」(きっぱり)

 よし!これでスムーズに進行できます!
 …それにしてもリナさん……食べ物で180°態度が変わるなんて……
 おもわずお二人に(ちょっぴり)同情しちゃいました……

『え〜尚この競技には特別審査員がいらっしゃってくれています。
 その方とはな、なんと!リナさんのお姉さん、ルナ=インバースさんです!』
「な…なんですって!?」
『ルナさーん!どうぞー!!』
「ああ……ねーちゃんが…ねーちゃんが…………!」

 リナさん…なんか顔が青ざめてます……
 ルナさんはステージの中央まで来ると手に持ったマイクにむかって微笑みながら、

『皆さん、妹の争奪戦のためにわざわざご見物にいらっしゃってくださってありがとうございます』
「「うおお〜!ルナさーん!!」」

 一部のファンの方達でしょうか…?すごいです……(ちょっとひき)
 と、今度はルナさん、ガウリイさん達の方を向いて、

『お二人とも、がんばってくださいね(にっこり)』
「「う……(汗)」」

 あれ?なんでしょう……
 ルナさんがにっこりと笑った途端、場の空気がちょっと下がった気が……(汗)
 なんか…会場の皆さんも顔が引きつってますし……

(こそこそ)「なあ…俺、あの笑顔がすっっっげぇ恐いんだけど…………」
(こそこそ)「ええ……なんか僕も恐いです…………」

 ……ガウリイさんとゼロスさんもこそこそとなんか言ってますし……(汗)
 あ。そう言えばリナさんは……

「ああ……ねーちゃんが……ねーちゃんが…………ふふ…うふふふふふ…………」

 …ど、どーしましょう……(汗)
 リナさん、顔面蒼白でその場にへたりこんでしまいました…………
 どこか遠くに行ってしまいそうです……(滝汗)

『どうしたんですか?皆さん…早く競技をはじめましょう』

 はっ!そーでした!
 早く始めなければ!
 ……でもにっこり笑顔のルナさん……恐いかもしんないですぅ……(涙)
 とりあえず、なにか独り言を言ってるリナさんは椅子に座らせておいて。

『それでは!第一回戦、はじめっ!』

ぴこーん!

『おお!ガウリイさん、はやいです!ではどーぞ!お答えください!』
『料理がめっちゃくちゃうまい!』
『ルナさん、どうですか?』
『O.Kです』
『ガウリイさん、5ポイント獲得!』
「よっしゃぁぁ!」
『さあ、ガウリイさんに先手を打たれたゼロスさん。どう出るのでしょうか!』

ぴこーん!

『ゼロスさんです!はい、どーぞ!』
『あ、ちょっとルナさん、来てください』

 ちょいちょい、と手招きをするゼロスさん。
 はて?なんでしょう??
 なにやらヒソヒソ話をしています。
 あ、終わったようです。

『……てのはどーですか?』
『うーん…まぁいいでしょう。O.K』
『ゼロスさん、5ポイント獲得っ!……ところでゼロスさん、なんて言ったんですか?』
『いやちょっと…実はリナさんのスリーサイズを……』
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」

ぱっしーん!

 えー…さっきまで独り言を言ってたのに……
 ものすごいスピードで復活してゼロスさんをスリッパではたきました。
 恐るべし、リナさん……
 というかなんでゼロスさんはリナさんのスリーサイズを……?

『ところでゼロスさん、なんでリナさんのスリーサイズを知ってるんですか?』
「バカアメリア!何てこと聞くのよ!?」
「そーだゼロス!なんでお前リナのスリーサイズなんか知ってんだよ!?
 ずるいぞっ!!」
「あ、あんたも何いってんのよ!?ガウリイ!!」

ぱっしーん!!

 それぞれまったく別のこといってます。リナさん、ガウリイさん……

『あのー……なんで知ってるかっていうの…言わなくていーんですか?』

  寂しくなったのでしょうか、ゼロスさん……
  ちょっと可哀想なので聞いてあげましょう。

『そうそう。なんで知ってるんですか?』
『それは秘密です☆』

 やっぱり……

『というのは冗談で、僕は生徒会長ですからねぇ……大抵の情報は耳に入ってきます。』
「なんであたしのスリーサイズが大抵の情報なのよ!?」
「そうだぞっ!リナのスリーサイズがそんなに知れまわってるなんて……
 そんな情報流した奴、見つけたら俺の手で…!!」

 …怖いです……はっきり言ってめちゃくちゃ怖いです……(滝汗)
 今すぐこの場から逃げ出したいほどに……
 ああ…ゼルガディスさん……助けてください……(涙)
 でも、リナさんの幸せのため!(幸せって…リナにとってメーワクなんじゃあ……?)
 アメリア、がんばりますっ!!
 でも第一回戦は収集がつかなくなっちゃったので……

『第二回戦にうつります!』







――解説とゆーなのいいわけ――
 こんにちは。りゅ〜やです……
 もうほんっとーにどーしましょ……(汗)
 こーなったらヤケでいくしかないっっ!
 今回はゼロス君に『それは秘密です』を言わせたかっただけのよーなものです。
 最後は絶対にガウリナにします!(断言して大丈夫なのか…?)
 そしてリナのとーちゃんも出すつもりです。
 それからゼル君も。(オイオイ……ほんとーに大丈夫なのか?)
 それでは、この辺でっ!