スレイヤーズふぉうえばあ















                     第十章
                  ゼルガディスの告白
                      中編
              ルナが想いを寄せたただ一人の男





そして夕方・・・・。
『ただいま』
レイとケイさんの声がした。
それにしても宿でただいま・・・・・って。
ま、いいか。
ところでなんでレイたちはこの世界の魔道士協会に用があったんだろう?。
あたしたちは話終わって一階の食堂で早めの夕食を終えたところにレイたちが帰ってきた「じゃ、行くとするか」
ゼルが言う。
「おいおい、オレたちはまだ帰ってきたばっかで飯食ってないんだ・・・・・・もう少し待ってくれよ」
レイが言う。まあ、ごもっともな話。
「あんたらは魔族なんじゃないのか?」
ゼルが不思議そうに問う。
「おいおい、どこの世界の魔族も同じだと思われても困る。うちの世界の魔族、神、聖人、超人は人間と同じく肉体を持ってるからお腹もすくんだ」
「そうなのか?・・・・・すまん」
なんかやっぱゼルおかしい。いくらなんでも・・・・・。
「さて、食うかなんか」
「ええ」
レイとケイはテーブルに着いた。
じゃ、あたしももう一回たべようかな・・・・・。(笑)
「おやじ〜こっちに焼き肉定食二人前!」
「あいよ〜!」
威勢のいい声がした。



「おお!、結構旨そうじゃんか」
「うん、こんなにおいしい定食食べたの久しぶり!(笑)」
「ふ〜ん、オレの作った料理より旨いのか?」
レイはちと拗ねたような声を出した。
「そうね〜、あんたの料理よりおいしいかもね〜(笑)」
「ちぇっ、なんだよそれ〜」
「ふふふふ」
二人は微笑んだ。
こういうのもいいかもしれないな、あたしとガウリィはいつも食事の争奪戦をしてるから・・・・・えへ。
二人を見ててこっちが赤くなっちゃう。
・・・・・・・・・・。
「さてと行くか、おやじごっそうさんでした」
「ごちそさま」
「あいよ〜!」
二人の声にまた威勢のいい声がした。
「んじゃ、行くか。飯も食ったし」
「おお」
レイの言葉に返事をするゼル。
気づくとあたしの首には腕がまわされていた。ガウリィの腕。
「な、なによ?」
あたしはガウリィを上目で見た。
「レイたちを見ていてな・・・・つい」
「もう」
何か照れる・・・・・。
ごほんっ。
誰かの咳払いが聞こえた。
「おまえら・・・・・」
ゼルがじと目でみる。
あ・・・・・・。
ばしん!。
「いて!」
あたしはレイの頭をスリッパで殴った。
「なにすんだよ!?」「・・・・・・・」
あ、やばいつい殴ってしまった。
ケイさんはあたしのこと睨んでるし・・・・・・・(汗)。
だって目の前であんの見せつけるから、ガウリィが〜。
「・・・・・・ごめん」
あたしは赤くなりながら謝った。
「そうだぞいくら照れたからってレイを殴ることないだろう?、さ、行くぞ」
いつの間にか空間移動の準備に入っていた。
そしてその場から消えた。
・・・・・え、ゼロスはどうするって?。
ああ、あいつはいいの、どうせあとであたしたちのいる場所に現れるでしょ。いつも。




ここはゼフィーリア。
空間移動でオレたちはゼフィーリアに来た。
「まさかまたここに来るとはな〜」
「来たことあるのレイ?」
「お前が日本に居なかったころな・・・」
「ふ〜ん、でどの町に」
「え、ゼフィールシティー」
「え、じゃ、リナさんに会ったことあるんじゃないの?」
「ううん、あたしが旅に出たあとだったみたい」
リナが割り込んできた。
「あたしの姉ちゃんには会ったみたい」
「ふーん、わたしも会ってみたいな」
「じゃ、行く?あたしのうち」
ぎく!・・・・・それはまずい。
オレの想いとは裏腹にケイは。
「行く(笑)、ね、レイ行くよね?」
ケイはオレのほうをにっこり笑ってみて聞いてきた
ここでいやだなんて言ったら怪しまれる・・・・。
「じゃ、そうするか、ゼフィーリアって言っても広いからどこ行っていいかわからないし」
ゼルガディスは何も言わなかった。
オレたちはリナの実家に向かった。
それにしてもなんでリナのやつなんか楽しそうだぞ。
オレがあんな事話したからか?。
それにしてもルナさんどうなってるかな・・・。
そんなことを考えてると気づくとリナの実家の前に居た。
「ねえーちゃん、一応帰ったよ〜」
リナがルナさんを呼ぶ。
そして、出てきた。
「あんた・・・・もう帰ったの?。レイの手伝いは・・・・・・・レイ・・・・」
ルナさんにはリナに協力してもらえるように手紙を出していたのだ。
「レイ・・・・・久しぶり・・・・ね」
オレに気づき寄ってくる。なんか、目に涙が浮かんでいる、この人こんなだったっけ?。と、思ったら・・・・・・抱きつかれた。
周りの連中は呆然としている。
ケイは・・・・・俯いている。まずいぞこれは・・・・(汗)。
「・・・・・・あ、ごめん奥さんいるんだったわよね、ついなつかしくなっちゃって(笑)」
ルナさんはオレから離れ笑顔で言った。
「・・・・・で、レイあんたの奥さんは?」
「え、ああ。オレのとなりにいる・・・・」
「私です!」
オレが言う前に自分で言った。
「ケイ、天原ケイよ!」
何か口調が怒ってる・・・・・(汗)。
オレの腕に自分の腕を絡ませた。
「そう、わたしはリナの姉でルナ=インバースよ、よろしく。ここではなしててもなんだから中入ってみなさん」
ルナさん笑顔だった。
ケイは・・・・・・・ルナさんを睨んでいた。
女の嫉妬は怖いものだ・・・・(汗)。



あの姉ちゃんが男の人に抱きついた!!!!。
レイって凄すぎる・・・・・・。
あたしたちはリビングのソファーにこしかけている。
「ほ〜ら!なにあんあたまですわってんのよ!、わたしの代わりにみなさんにお茶出して!、ガウリィさん、ちょっと手伝ってもらっていいかしら」
「あ、うん」「はい」。
あたしは台所に行き、ガウリィは店の方にいった。
あたしの家は店をやっているのだ。
ガウリィは片づけを手伝いに行ったのだろう。
いつも力仕事を任されているから。
あたしは紅茶を煎れている。
「は〜い」
あたしはそれぞれに紅茶を出し、またソファーでくつろぐ。
しばくして姉ちゃんとガウリィが戻ってきて。
「もうそろそろ夕飯にするから(笑)」
「あ、すまん。食ってきた」
レイが謝った。
「そうなの・・・・・・残念ね」
残念そうにいう姉ちゃん。
ケイさんはなんか口元が笑ってる。
なんか怖い・・・・・(汗)。
「とこでリナ」
ずーっとだまっていたゼルが口を開く。
「なに?」
「これから、どうするんだ?」
「そうねえ〜、ゼフィーリアには来たけど・・・・」
あたしは考え込む。
なにせゼフィーリアに来いと書かれていただけだから。
そこから先はわからないのである。
「う〜ん・・・・・・・」
あたしとゼルの様子をみて姉ちゃんが。
「どうかしたの?リナ」
「え、うん。昔からの仲間が誘拐されちゃって・・・・」
あたしはねえちゃんに全部話した。
「ふーん。そんなこと、かんたんじゃない」
姉ちゃんは手紙を見て言った。
「簡単なことだと!」
ばん!。ゼルがテーブルを叩き立ち上がった。
「あんた知らないけど、オレにとってアメリアはな!」
あああああ、ゼル、姉ちゃんにそんな口訊いちゃっっ。
「あら、あなたは・・・・?」
「ゼルガディスだ!」
「そうよろしく。でわたしは場所が簡単だっていっただけで、あなたの恋人を馬鹿にしたわけじゃないわよ(笑)」
『・・・・・』
全員沈黙した・・・・・。
姉ちゃんはにっこりしていた。
「なに?みんな黙っちゃってわたしなんかいけないこと言った(笑)」
別にいけなくはないけど・・・・・・・・・。
「ね、レイあなたも検討はついてるんでしょ?」
「ああ」
な、なに姉ちゃんはこの手紙をみただけで分かっちゃったの!?。
それにレイ。あんたも分かるの?。
「たぶんあいつだろ」
「ええ」
そんな二人の様子をみていたケイさんが・・・・。
「なによ!、どういうこと?」
レイに睨みつけながら言う。
「ケイも知ってるやつだぞ」
「まさか・・・・・・あいつ?」
「ああ」
「まさか、ルナさんも知ってるなんて(笑)」
「わたしも・・・・やられたんで」
姉ちゃんは笑っていた。
「なんだ、あんたら知ってるのか!アメリアをさらったヤツを?」
「ああ、こりないヤツだ」
『ええ』
レイの言葉に頷く二人。
「じゃ、明日わたしも行っていいかしら?」
「ええ」
姉ちゃんの言葉にケイさんが頷く。
あたしたちはわけのわからないまま夜を過ごした。





つづく・・・・・。