スレイヤーズふぉうえばあ















                  第三章
             姉ちゃんの恋人(元)!???





ガウリィ元気かな・・・・・・?。
ごめんね、婚約してすぐに居なくなったりして・・・・、ずーっと。傍に居るって約束したのにね。でも、あたしの気持ちわかってくれてありがとうね。
もうすぐ帰れるからね待っててね・・・・ガウリィ(はあと)
「・・・・・・・(笑)」
「また、ガウリィのこと考えてたんですか?、顔赤いよ(笑)」
「えっ・・・・・あたし顔赤い・・・・やだ〜もう!(笑)」
どか!、シュードンッ!。
「痛てぇぇぇ〜」
「へ?」
あたしが声に気づいて磐の方をみた。
何と!、磐にレイがめり込んでいた・・・・そして、あたしの右手には愛用もスリッパが握られていた。
どうやら、照れてやってしまったようである。
・・・・・えっ、『レイ』って誰かって・・・・・そうあいつは今の相棒・・・・なんちって、レイはあたしの新しい魔道の師匠みたいなもの。
あたしは、あの魔王との戦い以来、急に魔力が増えたり減ったり激しいのだ。
姉ちゃんが言うにはあたしの中にタリスマンの欠片があるかだっとか・・・・まあ、あの時かみ砕いたのを飲んでしまったのだろう。
で、そんな状況の中また世界に異変が起こったのである。
異世界の最上級クラスの魔族が攻め込んできているということ知ったあたしの前にレイ・・・・・・天原レイ、彼の世界の魔族らしい。おまけにこの世界の魔法は・・・・って!これはさっきから誰かが説明してるからいーか。面倒だし・・・。
とにかく、レイが現れてその魔族を倒すのに協力してくれとのこと。
けど、あたしは魔力が不安定だからと断ったのだが、(あたし程の魔力ならレイの世界の魔族にも通用するらしい。さすが、このあたしリナ=インバース)レイはなんと!、姉ちゃんの知り合いみたい・・・・(汗)。姉ちゃんの睨みとあたしの魔力を何とかするということで引き受けた。
ガウリィを二ヶ月かけて説得して一ヶ月前からこの谷で修行をしているのだ。
もちろん、ガウリィは反対したわよ『ずーっと傍にいるって約束したじゃないか〜』ってね、でもねガウリィが居ると気が散っちゃって・・・・やってられないのである。
だって、あのクラゲ・・・いつも傍にいて・・・・うんっと〜その〜変態行為ばっかしてくるから何事にも集中できないのである。
こんな状況だから修行がひつようなのだが、もっとも途中まではガウリィついてきたがセイルーン近くのレスタンス村での二ヶ月・・・性的行為・・・ののち説得。
帰ったらまた好きなだけやらせるいうことで・・・・(照れ)。
だけど、ガウリィは知らない。
あたしが男の下で修行していることを。
ガウリィは嫉妬深いのである。
だからバレたらどうなるか・・・・・(汗)。
「あ〜痛かった!」
どうやら、戻って来たみたい。
磐には人の跡がくっきり残っている。
「さあ、休憩時間は終わりです」
「あ、うん」
あたしとレイは向き合う。
「今日は総仕上げです、全力で来てください。リナ」
「わかってるわよ!、いくわよ」
あたしは腰からロングソードを引き抜き、天にかかげ
呪文を唱えた。
「異世界の強き黒き虎よ・・・・我と汝の契約により我が下に集いて我が前の者を消し去りたまえ!」
「ダーク・タイガー・アタック!」
剣に集まってきた黒い弾をレイに向け振りおろした。
レイに向かっていく弾。でもレイは・・・避けようとしない。
まあ、レイの教えてくれた魔法だから威力を知ってるのだろう。
ドーーーカンッ!
まともに食らったか、いや。避けたのだ。
「邪王丸の技はあたると結構いたいんでね」
気づくとあたしの背後にレイはいた。
術があったた磐の大群の半分以上が吹き飛んでいた。
「破壊力抜群じゃない、これ!」
バシュ!。
どーーーん!。
あたしはレイの手刀を受け磐のほうに吹っ飛ぶ。
「いてて・・・油断したわ・・・」
「背後に居るってわかっててしゃべってるからっだよ」
あたしは煙の中立ち上がる。
「いいじゃない術の感動を味わってるんだから!、それに女の子あんまり怪我たらもてないわよ」
「ご心配なくオレにはも奥しゃんがいるから(はあと)」
「へ〜そーなんだ。・・・・って、奥しゃんってあんた・・・・」
「それに、そんなこといってると・・・ルナさんに言っちゃいますよ?」
レイは意地悪な笑みを浮かべいった。
「そ、そりは・・・・・(汗)」
「それじゃあ、今度はこっちから本気でいきます」
レイは両手を前に突きだし、力を込める。
だんだん、手に黒い気が集まるそれがやがて大きな龍を形作りその龍がこちらに向かってやってくる。
あたしは剣を構え呪文を唱えようとするが・・・しかし、その龍があまりにも速く。唱えてる時間はなかった。
「きゃあああああー」
龍はあたしの体にまとわりつく。
「あ・熱いっ!」
この龍は黒い炎なのだ。
「こう・な・った・ら。うわぁぁぁ」
あたしは苦しみの中ある呪文を唱えた。
「デモナクリスタル!」
自分自身に対してこの術を使った。
あたしは冷やされていく。炎は消えた。
そして、すぐさまファイヤーボールで自分の氷を溶かす。
「自分で自分のこと焼いて熱くない?」
「あんたの炎よりマシよ」
あたしは、ロングソードを構え、レイに突っ込んでいった。
かきーーーーーんっ!!。
レイはロングソードを剣受け止めた。
「あんた、その剣どこから出したの!」
「終わってから答える」
あたしは押し返される。
「あっそう、じゃ、あたしの聞きたいことは全部この修行が終わってからのほうがいいわね」
「そうですよ、今は集中です」
押し返されたあたしは後ろに飛び空中で呪文を唱える。
「異世界の白き龍よ、我が呼びかけに答え、我に力貸したまえ!」
ロングソードから白い光がでるそれもまた、龍に形取る。
「ホワイト・ドラゴン・ショット!」
ぐわぁぁぁぁーん。
レイに向かっていく。
レイは自分の剣の刃を外した。
カチャ。
「魔光剣!!!」
鍔の先から赤黒い刃が出現した。
「え!っ何それ・・・」
「驚くことないよ、だってリナはこれと同じようなもの知ってるじゃん」
「そりゃあ、そうだけど・・・ってあんた光の剣のこと知ってるの?」
「ああ」
そのときあたしは地面に降り立った。
レイは白い龍めがけて斬りかかる。
「おりゃああ!」
白い龍は見事に消えた。
「ちょ、ちょっと!。あんた!なんでもかんでもあたしの術防がないでよー!」
あたしは、額に青筋を浮かべ言った。
「言ったじゃないか、本気でいくって・・・・それにしてもこの剣でその技が簡単に斬れるなんて思わなかった。その技を司る人はかなり強いから・・・・やっぱり、普通のロングソード経由だと威力が落ちるかな・・・・」
レイは、赤黒い刃を消し腰にさした。
今、あたしが修行しているのはレイの世界の神、魔族。その他もろもろの力を借りた魔法の修行。
普通の人間には異世界の力を操ることは不可能に近いのだが、あたしにはできるらしい。
もっとも、補助が必要なのだが、それがこのロングソードである。
「じゃーどーすんのよ!?」
「心配しないでいいよ、考えてあるから」
別に心配はしてないけど・・・・・・。
「そこのカバン取ってもらっていいかな」
「え、うん」
あたしは磐の近くに行きカバンを取った。
でも、これよくさっきのレイの攻撃で吹き飛ばなかったわね・・・。
「はい」
「ありがとう」
レイはあたしからカバンを受け取り地面に置きあけた。
ガサ、ゴソ・・・・・。
「・・・・・えっと・・・お、あった!」
レイはカバンから五つの『物』取り出した。
「タリスマン・・・・?」
「まあ、そんなもん」
黒と赤と白と青と黄のモノが一つずつ。
「これを両腕と首下とベルトと胸の中央につけて」
「で、それぞれの色の意味は・・・・?」
「黒がダークタイガー、白が白龍。赤が赤龍ここの赤龍じゃないよ。そして、青が青龍。黄が超人の分身。それぞれの技を発動させるときに自動的に効力が発揮される」
「自動的に!・・・ってなんかタリスマンよりすごい・・・・」
「さ、これでさっきより威力が増します。一撃あててください」
あたしはタリスマン?をつけて立ち上がった。
「うん」
ふたたび向かい合った。
「それじゃ、次はこの呪文」
あたしはふたたび剣を構えた。その時。
ぱきーーーん。
剣が折れた。
「あーあ、やっぱり耐えられ無かったか(笑)」
レイは目を細め笑顔で言った。
その笑顔がなんとも言えない優しい雰囲気を醸し出している。
格好いいというよりかわいいの部類に入る。
この男、ずーっと見ているとこっちが照れてしまうほど、かわいい顔。
あたしがいうのはなんだが童顔なのだ。
黒い瞳に黒い髪。白いTシャツに黒い革パン。
肌はあたしと同じ。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・って感じかな。・・・ってリナ、聞いてる?」
・・・・・なんかドキドキしてきた・・・・。
「・・・・・・へ!?」
「へ?、じゃないよ、またボーっとして」
「あ、ごめん。ごめん。あんたに見とれちゃって・・・・・(笑)、ガウリィは格好いいけど、あんたはかわいいな〜って」
ホント・・・・・あ、何か顔赤くなった。照れてるのかな。かわゆい(はあと)。
「・・・・・ったく・・・・・・、奥しゃんにもよく言われます・・・・・・修行終わりにしましょう」
え、まだお昼になってないのに。怒ったかな?。
「怒ったの・・・・・・?」
あたしは、レイの近づいてうつむいている顔をのぞき込んだ。
「うわっ!、ち、違いますよ・・・・。ただ照れただけですよ・・・・・・(笑)」
レイはびっくりして後ずさりしたけどすぐ笑顔になって言った。
びっくりした顔もかわいい〜。
「リナは基本が出来てるから後は実践でやったほうがいいでしょう。増幅機(コンバーター)も渡したし・・・・剣はいらないでしょう。コントロールもできるはずです」
「そうね。あたしもそのほうが楽だわ」
「じゃ、村に戻るかな」
「うん」



「ねえ、たくさん聞きたいことあるんだけど」
「なんですか?」
あたしたちは、谷を上りレスタンス村への道を並んで歩いていた。
「まず、姉ちゃんとどんな関係なの?」
あたしは一番の疑問を最初に聞いた。
なんせ、あの姉ちゃんと知り合いだというのだから
「うーーんとですね・・・・元恋人ってところかな・・・・・」
「・・・・・・今、・・・・・・・なんとっっ!」
「だから、元恋人って言った」
姉ちゃんの元恋人!、姉ちゃんに恋人いたんかーーーー!
「いつごろの!?、なんで。どうして?、あの姉ちゃんが簡単に男を認めるとは思えない!」
あたしはレイの襟首を思わずつかんだ。
「いてええ〜よ!、リナ!」
「あ、ごめん、驚いて・・・・・」
「まあ、わからないでもないけど、リナが旅に出てすぐだったかな・・・・オレが前にここに来たときに敵に深手を負わされて介抱してもらった。で、一年ぐらいこっちの世界にいたんだ。妙に気に入られて・・・・・・すぐ帰ろうとしたらリナんお親父さんに止められて」
「おうちゃんに?」
「ああ、ルナさんにも。で、つい一年ぐらいいたんだ。でも帰らなきゃヤバイから・・・・振り切って帰った」
「・・・・・・・・・・・・・」
信じられんあの姉ちゃんがそんなことするなんて・・・・。
「信じらんないとかおもってるんだろう?、でも本当です。そりゃあ、ルナさんも女性ですから(笑)」
それもそうね・・・・・待て・・・・。
「あんた今、何歳?」
「二十ですけど・・・・・」
「あ、そう」
「魔族ですが」
「え!?」
今なんか凄いこと言わなかった・・・・・。
「うちの世界の魔族、神、聖人、超人というのは人間みたく肉体を持っています。で、うまれてある程度成長したら止まります、でもみたく老化現象はありません。で性別もありあます」
「ってことは、子供生むの?」
「はい、千五百年くらい生きます」
「千五百年!」
「はい、もろんうちの世界の人間も老化現象があって、生きて百年です。これはどこの世界も同じです。オレは魔族と人間のハーフです」
「ふ〜ん、そうなんだ〜、レイの世界の魔族って・・・・・なんか変」
あたしは、マジそう思った。魔族のイメージが・・・・でもなんかいいかも。
「オレもそう思う。うちの母親が魔族裏切って、人間とくっついたから、オレは裏切り者の息子って今でも魔族から呼ばれてる・・・・・まあ、人間嫌いじゃないから別にいいけど、人間も毛嫌いしてるんだけど。自分たち以外の者は・・・・」
「で、そのさっき出てきた『聖人』と『超人』ってのは・・・・・・・?」
「ああ、聖人ってのは・・・・・・エルフのようなもので、超人が・・・・・超能力を持ってる者。どちらも神と魔族と同じような寿命で老化現象はない、これも性別があって子供を生む」
「超能力??????」
「あ、そうか!、この世界には魔法ないんだっけ・・・・・(笑)、うーーーーん、どうしようかな?・・・・・あ!、オレの奥しゃん、超人だから実際に見るいい口で説明するの面倒だから・・・・って言っても魔法とたいして変わらないけど、ほら、オレが教えたサイコソードってのがその力だ(笑)」
レイは思いっきりの笑顔で語った。
どうしよ〜さっきから心臓が激しく動きすぎだよ〜。ガウリィにばれたらお仕置きだ・・・・。かわいいい〜。
「うん、わかった」
あたしたちがそんな話をしていると・・・・いつの間にかレスタンス村に着いた。
「お、着いたか。じゃ、宿屋にいっておちあうか」
「え、宿屋でおちあう約束してたの?」
「ああ、奥しゃんとな。リナの修行が終わったらって・・・・・ガウリィも待ってるんじゃないか?」
あ、この村にガウリィ待たせてあるんだっけか・・・・・。
「ねえ、レイ・・・あのさぁ、あたしと並んで歩いてるとさあ。
ガウリィに見つかったとき何かと大変だから。別々に宿まで行かない?、レイも結婚してるんだから・・・誤解されたらまずいでしょう」
「そうだな・・・・・」
と、レイが返事をしたとき・・・・。
ざわ、ざわ、ざわ・・・・・。
向こうのほうに人だかりが出来ていた。





つづく・・・・・・・・。





また、ちょこっと解説。
レイの初体験は・・・・・・・ルナです!。
(なんかすごい設定・・・・・汗)
ルナねえちゃんすごごい・・・・・
異世界の奴、しかも魔族と・・・・をするなんて、さすが
赤竜の騎士・・・・。何から何まですごい。
そして、作者は大馬鹿者・・・・。
では・・・・・また・・・・・(汗)。
奥しゃん、知らないよね・・・・多分。 by、天原レイ
何をしたは・・・・・ご想像にお任せします。