すぷりんぐ |
(5) ちりん♪ ちりん・・・ちりりん・・・ちりん♪ へへへ・・・これ、いい音。 昨日りなとがうりいに買ってもらった。 首輪v これ、りなたちの家族ってしるしなんだって これつけてると、怖い”ほけんじょ”って所の人間に連れて行かれないんだって。 ちりん・・・ちりり・・・りん♪ いっぱい色があった。 あたしと、りなの髪の色、目の色、がうりいの髪の色、目の色 雪の色、葉っぱの色、土の色・・・ いっぱい、いぱぁ〜い! 「どの色がいい?」 って、りなが聞いて、あたし選んだの。 がうりいと同じ色。 でも、髪の色か、目の色で悩んでたら、 「こっちの、黄金色いのがいいんじゃないか? 名前、”太陽”(サン)だし、女の子だしな!」 がうりいが、選んでくれた。 きんいろの首輪・・・すっごくいい音がするの。 ちりん・・・ちりりん♪ 「サンそんなにその首輪気に入ったの?」 うん! これ、すごく好きv 綺麗な色、綺麗な音・・・楽しいよ、歩くたんびに聞こえるの、 ちり・・・ちりり・・・ちりん♪ 「お気に入りだね、サン」 へへっ・・・だって、りなとがうりいが選んでくれたんだもんv 家族のしるしだもん。 だから、あたしの宝物v それに、りなだって、昨日ガウリイに買って貰ったのお気に入りなんでしょ? みゃぁ〜ん、みゃぁ? すりすり・・・ 「あはっ・・・くすぐったいよ、サン」 りなの首の真っ赤な石 きらきら、光ってとっても綺麗 あたしのみたいに、音はしないけど、りないっつも触ってるよ? 気づいてないの? 幸せそうに笑ってるよv だから、それはりなのお気に入りv りなの宝物v ちりり・・・ちりん♪ 早く、がうりい帰ってこないかな・・・ 今日は、お仕事の日だって、明日も、明後日もお仕事・・・ 昼間はずっと、家にいないの。 りなと二人、でも、寂しくないよ。 二人で、お掃除するの ガーーーッガーーーーッ って、言う首の長〜いヤツが、ゴミ食べるの りながそいつを持って、ゴミ食べさせてあげてる そいつ、自分じゃ動けないんだって、変なの あたしも、お手伝いするよ 自分のおもちゃは、ちゃんと片づけるよ ちりん♪ さきっぽに、ふわふわのついた棒でしょ、 ネズミの形のヤツでしょ、 それから、あたしと同じくらいのまぁるいボールでしょ・・・ これは、転がして運ぶのv そうするとね、りなが『いいこ』って言ってくれるの。 「あら、サン片づけてくれたの?いいこねv」 なでなでなで・・・ ほら・・・えへへっっ♪ りなにほめられたv いいこ、いいこしてもらったvvv 嬉しいなv ちりり・・・ちりり・・・ちりりん♪ ふわぁ・・・おかたずけしたら、眠くなっちゃった・・・ 少しだけ・・・寝よう・・・むにゃむにゃ・・・ 「ただいまぁ〜」 ・・・・・・・・・?・・・・・・・・・ 「ただいま、あれ、リナ寝ちゃってるのか?」 ・・・・・・がうりい! お帰り、お帰りv ちりん・・・ちりん・・・ちりり♪ みゃぁ、みゃぁ〜 すりすりすり・・・ ごろごろ・・・ 「ただいま、サン首輪、似合ってるぞv」 ほんと?ほんと? 嬉しいなv 「それより、リナ寝てるんだな・・・」 うん、二人で寝ちゃった。 くすっ 「リナも、似合ってるよそのネックレス・・・綺麗だ・・・」 がうりい、耳元で言ってる。 よかったねりな、綺麗だってv 「・・・・・んぅ・・・・・ガウ・・リイ・・・?・・・」 「あぁ・・・・はぁ・・・・」 どうしたの、がうりい? ため息ついて・・・ どこか、痛いの? 「リナぁ・・・そんな可愛い寝顔で、俺の名前呼ぶなんて反則だぞ・・・ くぅ・・・だめだ、もう我慢できない!」 すっ う? がうりい、リナ抱っこしてどうするの? 「悪い、サン・・・リナ疲れてるみたいだから、今日はもうおやすみな?(妖笑)」 うん! そうだね、リナぐっすりだもんねv じゃぁ、お休みがうりい、りなも・・・ ふぁ・・・・・・・・ あたしも、眠いや・・・ トコトコトコ・・・ ちり・・・ちりん・・・ちりりん♪ ぽす☆ ごそごそ・・・ おやすみ、がうりい、りな・・・・むにゃむにゃ・・・・ 明日は・・・・・何して・・遊ぼう・・かな・・・・・・・? ふぁ〜・・・・ふにゅ・・・・すぅー・・・すぅー・・・ おわりん♪ 〜〜おvまvけ〜〜 「・・・・・え?・・・・・あっ・・・・ガウリ・・イ・・・やぁ・・・」 「ヤダって、言ってダメだぞ・・・」 「ちょっと・・・んぅ・・・ガウ・・・・」 「リナが、誘ったんだしなv」 「・・・・・え・・・・あたし・・・誘ってなんて・・・・あぁん・・・・」 「言ったぞ・・・『ガウリイv』って・・・」 「やだぁ・・・それって・・・はあぁ・・・寝・言・・・あっ・・・」 「いいよな?リナ・・・それに、もう・・・・・(微笑)」 くちゅ・・・ 「やぁ・・・ばか・・・・・」 「愛してるよ、リナ・・・」 あとがき すぷりんぐ(5)はいがでしたでしょうか? 前のお買い物の次の日ですね。 鈴のついた首輪がお気に入りのサンちゃんでした。 ちなみに、「おvまvけ」は・・・ふふっ(妖) だって、新婚さんだしねv |