すぷりんぐ








 (2)









「ほら着いたぞ。」


んぅ〜?なに・・・
あたしまだ眠いのに・・・


ごそごそごそ・・・

うわぁ〜


なにこれ、おっきな箱・・・
いっぱい、いっぱい花が咲いてる。




かちゃ



「ただいまぁ〜。」

「おかえり、ガウリイ。」


中から、誰か出てきた
だれ、だれ?
また人間?きらきらと同じ人間?


「電話で頼んどいたやつ、出来てるか?」

「えぇ、あったかいミルクでしょ?
ふ〜ん、このこがガウリイの言ってた猫?
ほんと、かわいい。
はじめまして、あたしは、リナよ。」



この人間、あたしと同じ・・・
真っ赤な目だ。
じゃあ、この人間も、ひとりぼっちの所をきらきらの人間が助けてくれたの?


おんなじ、おんなじ。


いっしょの色。
栗色も、真っ赤な目も。



「な、リナに似てるだろ?」

「まあね、それよりミルク、そのこおなか空いてるんでしょ?」



おなか・・・?
そう言えば、母さんが死んでから何にも食べてなかったけ・・・
だってまだ、ひとりじゃネズミ捕まえられなかったもん。
いっつも、みずで我慢してた・・・

おなかすいた、おなかすいた!

みゃぁ〜!みゃぁ〜!



「ほら、おなか空いたって。かしてガウリイ。」


あたしと同じ色の人間・・・りなが抱いてくれた。
あっ・・・きらきらの・・・がうりいと同じいい匂い。

甘い匂い・・・母さんと同じ優しい匂い。














ぺろぺろぺろ・・・


ミルク好きv
みずよりずっと美味しい。
りな大好きv
がうりいも大好きv


りなは、お母さんの匂いといっしょ
あったかい、優しい、うれしい。

がうりいは、太陽みたい
あったかい、優しい、うれしい。





「ねぇ、ガウリイ?」
「ん?なんだリナ?」
「この子の名前、なんにしようか?」
「名前か〜そうだな・・・・・・・」


うみゅ?

なに話してるの?
ねえ、その名前ってなに?

なに?なに?


「・・・・・・・お!」

ぽむっ☆

「どうしたのよ、ガウリイ?」
「名前、思いついたぞ。」

ねぇ、だから名前ってなに?

「なによ?」
「りな」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


すぱぁ〜ん!


「このくらげ〜それは、あたしの名前でしょう!」


りなが、足に履いてるのでがうりいなぐった・・・
へんなおとがした・・・・
ガウリイ泣いてる・・・でも、嬉しそう。

でも、名前ってなにか解ったよ。
りなは、人間だけど『リナ』
がうりいも、人間だけど『ガウリイ』
そう言うことでしょ?

あたしも、猫だけど別の呼び方つけてくれるんでしょ?
それが名前でしょ?



「ちぇっ・・・いいとおもったんだけどなぁ〜」


だめだよ、がうりい、それはりなの名前。
りなだけの名前。
あたしも、あたしだけの名前欲しい。


「よくないわよ・・・そうね・・・『サン』なんてどう?」


さん・・・・・サン・・・・・それ、どういう意味?


「へぇ〜”太陽”か・・・いいかもな。
こいつの目、真っ赤だし。かわいいし。
よかったな、これからお前さんの名前はサンだ。
よろしくな!サン。」
「よろしくね、サン。」


へへへ・・・太陽と同じ・・・サン
はじめての名前、ちょっと恥ずかしい。
あそこでは、みんなあたしのこと『あくま』って言ってた。

イヤな、名前つけられてたんだなぁ・・・・




でも、もうあたしは、サン!
だれがなんと言っても、サンだもんv











ふわぁ・・・・・・また、眠くなってきた・・・・・・
だって、りなの腕の中あったかいんだもん・・・


「あぁ〜サンだけずるいぞ!」


ぽすぅ☆


「ちょっ、ちょっとガウリイ!?」


ふみゅ?
がうりいも、りなのひざの上。
しあわせそう。
だって、あったかいもんりな

あ!りなの顔・・・紅い・・・でも、しあわせそう




ん〜〜ぅ・・・・むにゃ、むにゃ・・・・みんなで寝よう・・・・しあわせ・・・・














おわりん☆











 あとがき

 うふっv猫ちゃんの正体は、ほんとにただの猫でした。
ぢつはこの小説、猫の視点からガウリナのラブラブを傍観・・・もとい、観察しよう
と思いまして。
まぁ、某HPでらぐぢすがやってるゼロス・・・に近い物があるかと・・・
(まぁ、らぐぢすの少ない頭で考えるとどれも似たような物になるのさっ♪)