うぃんたぁ |
すぷりんぐ番外編 (5) もうすぐ夏・・・ ふっ、今日はガウリイのヤツがいない。 仕事の出張とかいうやつらしい・・・。 朝はうるさかった。 『リナに1週間も会えないなんて〜』 と、しつこく抱きついてたから、引っかいてやった。 でも・・・アイツがいないと少し・・・ さ、寂しいとかそんなんじゃないぞ! ただ、喧嘩する相手がいないから・・・その・・・ 「どうしたの、アースもガウリイいなくて寂しい?」 うぅ・・・リナそれだけは絶対に無い! 俺は寂しくなんて無いぞ! 「サンもね、今日は元気無いんだ〜やっぱ、寂しいのかな?」 だから、俺は寂しくない!! 「そうだ、お出かけしようか、アース、サンと一緒に♪」 外・・・? リナと、サンと外出か・・・。 けっけっ、アイツが知ったらうらやましがるだろうな・・・。 「サン〜〜〜外に行くよ〜。」 みゃ〜んv リビングのソファーで、寝ていたサンがすごい勢いでやって来た。 『え?どこ?どこ?どこ行くの??』 『さぁな、俺も知らない。』 『がうりいの、いるとこがいいなv』 『却下!』 『え〜、何で〜ぇ?』 『俺がヤだから。』 『どうしてアースは、がうりい嫌うの?ホントは好きなのに・・・。』 『好きじゃない。』 『好きだよ。』 『好きじゃない!』 『好きだよ!』 何が嬉しいのか、サンはニコニコしている。 そして、リナと同じ紅い瞳で俺を見つめる。 『・・・俺は、ガウリイが嫌いなんだ・・・』 そう呟いたとき、リナが来た。 着替えて、玄関に降りてきた。 「さて、サン、アース行こっか。」 サンはもう何も言わない。 リナの後について玄関を抜けると・・・真っ青な青空が広がっていた。 まるで、アイツの目のように青い青い空。 リナが空を見上げる。 サンが空を見上げる。 そして、言った。 「ガウリイと、アースの目の色だね。」 『がうりいと、アースの目の色v』 と。 そして、サンは笑った。 『アースはがうりいと喧嘩してるとき、すごく楽しそうだよ。』 ・・・・・・ 俺は答えない。 『だから、アースはがうりいが大好きなの♪』 そう言うと、サンはもう一度空を見上げた。 俺は・・・アイツの事が好きなのかな・・・? おわるん★ あとがき 今日からガウ君は、1週間の出張〜。 アース君の邪魔のおかげで、一ヶ月リナちゃんに触れることができなかったのに、ま た一週間もだなんて〜(涙) と、今頃涙を流しているでしょう(笑) |