リナvsガウリイ<の華麗なる?戦い> |
ガウリイは、寝ていた そりゃあ、もうぐっすりと し、しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!! あ、あたしとしたことが・・・ <5秒で寝れるぜ攻撃>を失念するとはぁぁぁぁ!!! いや、待てよ。 今回はいくら何でもタイミングが良すぎる。 これは確かめる必要があるわね。 でも、普通(魔法でぶっ飛ばす♪)に起こしたら「なんだっけ?」とか言って逃げるだろう。 かといって、他に方法は・・・・・あった ひとつだけ見つかった。 けど・・・・・・・できるか、そんなことぉぉぉぉぉ!!(////////) くぅぅぅぅぅ!!!!諦めるしかなさそうね。 ふぅ 自然と、ため息が出た。 あぁ、また逃げられちゃったな。 やっぱり直接言わないといけないの? もう一度ガウリイの顔をのぞき込む う〜ん、どうも本気で熟睡しているようである。 これは・・・・いい機会かも♪ 面と向かって、てのは時間かかるだろうけど練習は必要よね。 あたしは口を開いた 「ガウリイ、す」 長い沈黙が流れた ・・・・だめだ 寝てるって分かっててもやっぱし言えないぃぃぃ!!! あたしは頭を抱えた・・・・心にあるのは苦い諦め ・・・・あたしこんなクラゲ相手になにやってんだろ あぁ、もうやめやめ!! こんな鈍感大ボケ男置いて帰ろ。 そう思い、立ち・・・・上がれなかった 突然、肩に手が置かれた この手の感じは、ガウリイ・・・・なにかい、おまいやっぱし寝たふりかぁぁぁ!! あんたぁぁぁ!!どこまでとぼけりゃ気が済むのよ!! 叫ぼうと思ったが、あることに気づき思いとどまった。 そして、目をつぶった。 なぜなら・・ あれ?じゃあなんで今回はとちゅうあぁぁぁあぁぁぁぁ!! そう、起きてたということは(滝汗) どうしよう、何かごまかす手が・・・・あっ、寝たふり!! おぉ!!ガウリイがよく使うだけあって、隙がない!! ちょうどいい具合に顔が見えない位置だし・・・ あたしはそれを実行に移した。 そうとは知らず、ガウリイが声をかけた。 「リナ」 あたしの名を呼ぶ しんない あたしは寝てるの だからなんにもわかんない 「リナ」 何度も呼ぶ ひつこい!! さっさと諦めなさい!! 心の叫びが通じたのか、肩から手の感触が消えた おしゃぁあぁ!!せ・い・こ・う(はーと) ふっ、日頃の報いだと思ってかみしめることね!! あたしは勝利を確信した。 心のどこかに<なんか目的ずれてる>なんて突っ込まれながら・・・ が、今のあたしはガウリイに勝てたことで頭がいっぱいだった。 それが、つかの間のこととは知らず・・・・ しばらくして、またガウリイが呼んだ 「リナ」 あたしの心の叫びは届いていなかった。 けれど、それが止まることはない。 だぁぁぁぁぁぁ!!ひつこいぃぃぃぃぃ!! いい加減にしないと魔法でお空のお星様にするわよ!! かなり本気で行動に移そうとしていた。 このとき、気づくべきだった ガウリイの放つ気が微妙に・・・いや、かなり変わっていたことに ふいに全身が締めつけられる そして、唇になにか触れた 一瞬なにが起こったかわからなかった ただ、あたしの目はショックで開いてしまった しかし、その視界に映るのは蒼穹の瞳のみ・・・ あたしの思考は止まったままだった さあぁぁぁ 一陣の風が吹いた それと同時にガウリイが引いた そして・・・ 「寝たふりなんてずるいぞ、リナ♪」 ぬけぬけと白々しいセリフを吐いた 呪縛がとける 「あ、あんた今・・」 「タヌキを起こす技をな♪」 またも、ガウリイはあっさり言った。 おいっ、ちょっとまてい!!! そんな理由で・・・・ そりゃあ、あたしもさっき<キスでもすれば目を開けるかな>って考えた・・・ けど、そんなもん実行するなぁぁぁぁ!! あたしは完全に頭に血が上っていた ゆえに、気にするべきポイントをはずしていた けれどガウリイの言葉で、現実に戻された 「なぁ、<ガウリイ、す>ってどういう意味なんだ♪」 めちゃくちゃ楽しそうである。 あんた、全部わかっててやってるわね!! 体を包む圧迫感も強くなってるし うみゅぅ?・・・・・・!!!!!!!!!!!!! あたしは、やっと正気に戻った 一気に顔が赤くなる。 そんなあたしを、ガウリイは面白そうに見ていた。 「だぁぁぁぁぁぁあ!!!離せ〜〜〜〜〜〜!!!」 「だめ♪」 必死で暴れるがびくともしない。 おまけに、抱きしめる腕の力はますます強くなってる。 この馬鹿力ぁぁぁぁぁぁぁ!! 「続き言うまで離さないからな。別にオレはそれでもいいけど(はーと)」 にこにこ笑顔で言い放つ。 こ、こいつどこまで・・・ 「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!」 「別にふざけてないぞ」 「どこがよ!!あんたの態度のどこをどう見れば」 「そうか?好きな人とずっと一緒にいたいってのは当然じゃないのか」 ・・・え?今 ガウリイから笑みは消えていた 代わりに表れたのは、怖いほど真剣な顔だった 「リナ、愛してる」 「・・・・いきなりなに言うのよ」 「前から思ってたことを口に出した、それだけだ」 それだけって・・・ 「じゃあ、なんで今までごまかしたり」 「言ったら止まらなくなるから」 「なにが?」 「だから・・・・」 「うみゃぁぁぁっぁぁぁ!!」 あたしは寄声を上げた。 な、なにすんだ!! いきなり人の耳かむなぁぁぁぁぁぁ!! 顔が熱いぃぃぃ(////////) 「なっ、リナ困るだろ」 「わかってんならするなぁぁぁぁ!!!」 こ、こいつどこまで本気なんだ? 問いただしたかったが、ガウリイの方が早かった。 「そんなことより、リナ♪<ガウリイ、す>の続き(はーと)」 はっはっは、ガウリイ楽しそうね(滝汗) なんでよけいなことばっかり覚えてんのよぉぉ あたしは弱りまくった。 そのせいか、かなり小さい声になった。 「言わなくったって分かるでしょ」 「オレはリナの口から聞きたいんだ」 「あたしに言えるわけ」 「じゃあ、ずっとこのままだな♪」 やっぱりそうきたか・・・・この様子では、本気で離しそうにない。 どうする?なんとかしないと身の危険が(切実) ・・・・手は見つかった。しかしこれは、かなり危険な方法だ。 でも、あたしはその一瞬に賭ける!! 「ガウリイ、一度しか言わないかんね」 「わかった」 あたしの緊張した様子に、ガウリイもつられる。 これはいける!! 「あたしはガウリイのこと」 その瞬間、警戒が解けた・・・・今だ!! 「な〜んて言うわけないでしょ!!」 ずぎゅるぅぅぅぅ!!! あたしの伸び上がった一撃が、顎をとらえた ガウリイは盛大に吹っ飛んだ かなり大きいダメージだったのか、なかなか起きあがってこない。 もろカウンターだったもんね♪ 一般人なら、2時間は動けない。 が、そこはオーガ並の体力を持つガウリイ。 3分ほどで復活した。 そして、すぐに文句を言ってきた。 「リナ!!いくら何でもひどすぎるぞ!!」 なにも目に涙まで浮かべんでも・・・・ひねりを入れたのはまずかったか(汗) まっ、いっか(鬼) 「油断するほうが悪いのよ」 にっこり笑顔で言ってやる。 そう、人生は戦い・・・・すべては自分の責任!! 恨む方がお門違いである。 そうよね・・・・げっ! ガウリイは悲しそうにこちらを見ていた ちっ、しゃないわね!! 「まぁ、聞きたかったらしっかり精進することね」 助け船を出してあげる。 あっさり、ガウリイは立ち直った。 「その言葉忘れるなよ!!」 めちゃくちゃ気合いが入っていた。 ふっ、甘いわね。 あたしはそう簡単に言う気はないわよ。 まぁ、いろいろあったけど本心聞けたし・・ 今回の勝負はあたしの勝ちね♪ あたしは上機嫌で宿屋に戻った だからわからなかった ガウリイが行きと同じ意地の悪〜い顔をして、 「それじゃあ、さっそく今夜・・」などと呟いていたことを・・・ しかも、この男は最初っからあたしの計画に気づいてたってことも・・・ え?なんでそんなこと知ってるかって・・・・教えられたのよ ガウリイの<努力>で続きを言わされたときに どんな状況だったかはお願い、聞かないで(シクシク) 結局、勝負はどっちが勝ったことになるんだろ? ・・・どっちでもいっか!しあわせだから(はーと) |
・・・・あとがき・・・・ ・・・・・はっはっは・・・・・・ごめんなさい(平伏) 前回の話、ギャグ書けなかった分暴走しちゃいました(滝汗) この話・・・・原型留めてませんが、蛍話の別バージョンです なんでここまでぶっ飛んだか自分でも分かりません(核爆) それでは、石投げないでね(本気逃げ!!) |