Dearest



















一体、何回繰り返してきたのだろう
気の遠くなるほどにたくさんの出会いと別れ




むかつく奴、ヘンな奴、

いろんな奴と旅もしたし、仕事で組んだりもした

中には人間外の奴もいたけど、皆それなりに楽しかった



でも――――

その中で、あんたは特別

出会いは平凡だったのに、別れを考えるだけで、狂ってしまいそうになる

他の人との別れは、別に平気だったのに




辛いこと、苦しいこと

楽しいこと、素敵なこと

いろんな出来事があって、泣きたくなる時もあった


そんな時、泣いてもいいと言ってくれたのはあんただけだった

側で支えつづけてくれたのも、あんただった


どんなに嬉しい出会いも、どんなに悲しい別れも

あんたがいたから笑っていられた。乗り越えられた。



何よりも、誰よりも、大切な人。



絶対に守りたいと思った。絶対に離れたくないと思った。
絶対に傷つけたくないと思った。死んでも隣にいたいと思った。



あんたの為なら、あたしは喜んで、この世界をも手放すだろう

あんたの側にいられるなら、死んだってかまわない



だからお願い

ずっとそばにいて

青い瞳にあたしをうつして 優しい笑顔を隣で見せて

その不器用そうな手で あたしの髪を撫でていて

その暖かな声で あたしの名前を呼び続けてほしい

守ってくれなくたっていい あたしがあんたを守るから



だからお願い

ずっとそばにいさせて

あんたはあたしにとって 誰より大事な人だから

幸せにしようとしてくれなくたっていい

一緒にいられるだけで、あたしは幸せだから 



面と向かっては、恥ずかしくて言えないけど

あんたのこと、いつも想ってるから



     すきだよ。ガウリイ。愛してる。
     
     あんたはあたしにとって、最も愛しい人。

     永遠に想いつづけてる。

     ずっと、一緒にいようね。









             

               ***end***