スレイヤーズ高校 〜楽しい補習授業〜
キケンなAfter school!?







「リナ」
ぎっくぅ……
ふいに後ろから呼び止められたあたしは、
「あ・あはははは……何か用ですか? ガウリイ先生」
思いっきし引きつった笑顔でゆ〜っくりと振り向いた。
このガウリイ先生、あたしのクラスの担任である。
金髪碧眼の美形なのだが……どうやって教員免許が取れたのかが世界の七不思議
に数えられるほどのクラゲ頭で、記憶力というものが存在しない人物だったりす
る。
ちなみに今、一番会いたくない先生である。
「はぁっ…。
 お前なぁ……『何か用ですか』じゃないだろーが。
 今日返却したテストの点数、わかってるのか?」
「う゛っ……」
そう、今日このガウリイ先生のテストが返ってきたんだけど……
「赤点、お前さんだけだぞ?」
だぁぁぁぁぁぁっっやっぱしっっ!
「なんで他は全教科満点なのに、オレの科目だけは点数悪いんだ?」
だ・だって……
「とりえず赤点取っちまったからには、親御さんに……」
「そっそれだけはやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ(絶叫)」
姉ちゃんに殺される姉ちゃんに殺される姉ちゃんに殺される姉ちゃんに……っっ
嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!
「リナ?」
顔面蒼白で頭を抱えてしゃがみ込んでしまったあたしを、ガウリイ先生が心配そ
うに覗き込む。
しばらくあたしの様子を窺っていたが、やがて溜め息をついてこう言った。
「しかたないな……補習したら赤点取り消してやるよ。ついてこい」
やったラッキーv
あたしは素直にガウリイ先生の後を追い、生徒指導室に入っていった。
「今回はたしか…『妊娠について』ってのがメインだったよな?
 じゃ、どうすれば妊娠するか簡単に説明してみろ?」
そうなのだ。
このガウリイ先生、保健体育の先生なんである。
そりゃぁ〜〜あたしだってまったく何も知らないってわけじゃないけど……
学生にこんな恥ずかしい問題出すなぁぁぁぁぁっっ……とか思うのは、あたしだ
けなんだろーか……?
「おっ?
 顔が真っ赤だぞ♪」
「う・うるさいやいっ(/////)」
コイツ……楽しんでるっ絶対楽しんでるっっ
くっそぉ〜〜コイツが先生じゃなかったら今頃はり倒してるのにっっ
「くすっ…お前さん本当に可愛いのな♪」
そう言って真っ赤になって答えられないあたしの頭を撫でながら、ガウリイ先生
はとんでもないことを言い出した。
「補習は実習にするかぁ♪」
「○×△◎▼□@¢●〜〜〜?????
 ちょっ、からかうのはやめ……」
「……からかってなんかないぞ」
いつの間にか頭を撫でていた手が耳元に移り、妖しげな手つきで耳に触れる……
コイツ…教師という立場を利用してこんなことしてたのか……
………………最っっっっっ低!
ふつふつと怒りが込み上げてくる。
……あたし…ガウリイ先生のこと好きだったのに……
見損なったよ先生…すっごく裏切られた気分。
ガウリイ先生の舌が首筋を舐める……
「ゃ…っ……誰かぁ……」
あたしは身を捩って助けを呼ぶが……
「誰も来ないと思うぞ♪」
耳元に楽しげな声。
……そうだ……
うちの学校の生徒指導室はプライバシー重視のため、完全防音。
つまり―――助けを呼んでも外に聞こえないんだ……
……どうしよぉ……
あたしはきっと、泣きそうな顔をしてたんだろう。
ガウリイ先生は急にあたしから身を離すと、あたしの顔を真剣な表情で見つめて
言った。
「リナ……オレのこと嫌いか?」
「嫌いっ嫌い嫌い大っ嫌いっっ!!!!!
 生徒の弱みにつけ込んでこんなっこんなことっっ」
「違うっ! 誤解だっ!
 オレはリナだからっっ」
「やだっ放してっっんっ……!!」
唇に、何か生暖かいものが触れたかと思うと、あたしはガウリイ先生に抱き締め
られていた。
「……教え子に恋愛感情なんて持っちゃいけないんだけどな……」
頭の上から降ってくる声。
「リナ、愛してる」

……この後、ガウリイ先生の誤解が解けて―――
あたしの赤点も無事、取り消されたことだけは付け加えておく。
赤点が取り消された経緯については……聞かないで…お願い……(T_T)








えへへへ。これは、のらさんから飛鳥へのテストお疲れ様記念なブツだったんですが、あんまり素晴らしかったんで、皆様にも!!
と思いまして。UPさせていただきましたぁぁぁぁっっ!!!!!!!
飛鳥もお返しにホロホロとゴミ箱直行なブツを送ったんですけど・・・・・とてもじゃないがここじゃぁ・・・・・(笑)
それは置いといて・・・・・と。うにゃ〜〜ん♪ホント、嬉しいぃぃvvv
現代ガウリナっっ最高だぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ(叫び)
教師と生徒の禁断の愛が!!(なんかびみょーにニュアンス違うし・・・)
とにかくっ最高!!ガウ君GOGO!